明石市は2020年9月4日(金)の市長記者会見で、
『認知症あんしんプロジェクト』についての説明がありました。
明石市はこれまでも認知症に関しての支援策を行ってきましたが、
今は新型コロナの影響で、
認知症の方も外出を控えていて、家にこもってしまうという状況にあります。
そんな中だから、もっと認知症の方や介護にあたるご家族に支援が必要であると考えた明石市は、
『認知症あんしんプロジェクト』として、以下3つの説明をされました。
1.在宅介護交付金の給付
在宅で支援や介護が必要な人(要支援・要介護認定者等)に対し、
1万円の交付金を支給します。
さらに認知症の診断を受けている人に2万円を上乗せして支給し、
交付金申請をきっかけに早期の支援や見守りに繋げます。
2.(仮称)「あかしオレンジ手帳」(認知症手帳)の交付
認知症の交付金対象者へ、認知症の支援方法や相談機関、支援サービスなどの
各種情報を掲載した手帳を交付します。
医療受診や介護サービスの利用状況も経年的に記載できるようにし、
医療や介護等の連携を図ることで、総合的な支援に繋げます。
3.サポート券の配付
「あかしオレンジ手帳」の交付時に以下のサポート無料券を配付し、
介護者の負担軽減を図ります。
①お泊り券(1泊2日のショートステイ)
②配食見守り券(本人及び介護者の弁当を無料で宅配)
③寄り添い支援サービス券(見守り、話し相手、外出時の付き添いなどの支援)
そして、明石市はこれに加えて、これまでの支援事業内容も見直し、
以下の2つの事業の充実を図りました。
1.「認知症相談ダイヤル」の周知
明石市社会福祉協議会の「認知症相談窓口」を「認知症相談ダイヤル」と名称変更し、
本人、家族、近隣、地域の関係者などが、
気軽に電話や来所で相談出来るよう周知します。
2.認知症早期支援事業の拡大
認知症チェックシートで認知症の疑いのある方に診断費用を助成するなどの
認知症早期支援事業の対象者を 65 歳まで引き下げるとともに、
若年性認知症の疑いのある人も診断費用助成の対象とするなど、
対象者を拡大し、早期支援へ繋げます。
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